PTA通信☆Vol.74 学校保健委員会に参加してきました
令和6年10月28日(月)学校保健委員会が開催されました。
今回のテーマは『歯と口の健康について』。
まずは保健委員会の生徒さんたちがアンケートをまとめたものを発表してくださいました。
虫歯や歯周病を放っておくと「治る」と思っている子がわずかだけれどいることにびっくり!
とてもよくまとめられていて、今の子どもたちがお口の健康についてどう考えているのか、私たち親との考えとのギャップに驚かされました。
そして、さいたま市教育委員会 歯科衛生士の小池田幸子先生による講話がありました。
まず、お昼休みにわざと歯磨きをせず採取した保健委員の生徒さんの歯垢(本物!)を顕微鏡でチェック。布団の中を動くダニのようなものが見えます。これが虫歯菌なんだそうです。ちなみに歯周病菌は細長いそうで、今回は見つけることができませんでした。今や小学5年生の1/2が、大人の8/10が歯肉炎だと言われているそうです。
虫歯は歯の質で決まりますが、歯肉炎・歯周病は歯磨きで決まると言われています。つまり、正しい歯磨きをすれば、歯周病は防げるのです!
ということで、次は正しいブラッシング方法の勉強会です。
実際に磨き残しに着色する着色料をつけて、自分の歯磨きの癖を知った上で、ブラッシングをしました。模型で先生がお手本を示してくださいました。
歯ブラシは鉛筆持ち。シュコシュコ音がしたら力の入れ過ぎなんだそうです。歯を磨くというより、歯と歯茎の間に歯ブラシを当ててこまかく揺らす感じかな(筆者感想)。奥歯の裏は斜めに歯ブラシを入れて角度をつけてあげると磨きやすいと教わりました。
先生がおっしゃるには、歯磨き粉(特にミント系)をつけてしまうと、しっかり磨けていなくてもすっきりした気分になってしまうので、
・初めは何もつけずに磨いてツルツル感を舌で味わって
・少しだけ歯磨き粉(フッ素入り)をつけて磨いてスッキリ感を味わって
・うがいは1回だけ(せっかくのフッ素が流れてしまう)。歯磨き後30分は何も口に入れない
が理想なんだそうです。
また、今は毛先もいろいろありますよね~。
普通のもの、極細毛、山切りカットなど。子どもたちは普通の何の変哲もない歯ブラシで十分だそうです。極細毛は歯周病の方の歯茎マッサージ用だと考えてOK。山切りカットは逆に歯と歯の間の磨き残しが多いんだそう。
仕上げ磨きはいつまで?……これって疑問ですよね。
中学生にもなると、毎日仕上げ磨きをする必要はないですが、第2大臼歯(一番奥の歯。12歳ごろから生えはじめると言われています)が生えそろうまでは、ちゃんと磨けているかどうかチェックしてあげると良いとおっしゃっていました。
今回は文字の多いブログになってしまいました。
皆さんのお役に立てますように。
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